これだけ読めば漸化式の基本はOK!5つの型で判断しよう!
漸化式が苦手な人でも
型を意識するだけで
漸化式が解けるようになる!
あなたはこのように悩んでませんか?
①なんでそんな変形をするのか
分からない…
②種類が多すぎてどの解き方か
判断できない
③そもそも根本から
理解できていない
僕も受験時代
数列の勉強に入った時、
漸化式に苦戦していました。
解き方が曖昧だったので、
少し形が変わるだけで
解けなくなります。
そこでこの”型”を意識することで、
解き方がパターン化されて
漸化式が解けるようになりました。
漸化式が苦手だという人は
ぜひともこの記事を読み進めて
漸化式をマスターしましょう!
超基本の型(すべてこの形に)
前提として漸化式を解くためには、
- 等差数列の一般項の公式
- 等比数列の一般項の公式
- 階差数列を利用する数列の
一般項の求め方
以上の事を知っておかないといけません。
教科書や問題集などで
すぐに確認することができるので
そちらと合わせて読み進めて下さい。
特に階差数列からの求め方は必須です!
等差数列の型
例題で見ていきましょう。
をみたす数列の一般項を求めよ。
具体的な数列はどうなっているか
を代入して見ていきます。
のとき
のとき
のとき
となるので、この数列は
となります。
これは
初項2、公差5 の等差数列なので
となるのです。
大事なのは
以上の意味を説明できた上で
型をみたら等差数列と
すぐに分かるようにしてください。
九九のようにこの型は等差数列!とすぐに出てくるようにしましょう!
等比数列の型
こちらも例題を見ていきましょう。
の一般項を求めよ。
先ほどと同じく、
を代入して見ていきます。
のとき
のとき
のとき
となるので、この数列は
となります。
これは
初項2、公比5 の等比数列なので
となるのです。
これも九九のように等比数列と判断してください!
階差数列の型
例題を見て下さい。
をみたす数列の一般項を求めよ。
こちらは代入していくのではなくて、
以下のように変形します。
この形は、階差数列の第項は
となっていると表しています。
ですので後は階差数列の解き方で
一般項を求めることができます。
どんな応用系でも以上の3つの形のうちいずれかに持っていけるんです!
係数がある型
具体的に以下の例題が出されます。
をみたす数列の一般項を求めよ。
結論から言いますと、
この漸化式を と
等比数列の形に変形します。
そのためには、
特性方程式とよばれる
魔法の方程式を使います。
を
と数列部分を全部 と置き換えるだけです。
これを解くと、 となり
これを使って、
と変形するのです。
展開して整理してみると変形前に戻ります!
後は、 とおくと
↓
これは等比数列の型ですね。
なので数列の一般項が決まり、
と戻すと
数列 が決まります。
係数もnの式もある型
では例題を見ていきましょう。
をみたす数列の一般項を求めよ。
画像の通り、最終的には
方程式の型に変形します。
順を追って説明しますね。
STEP1
をに変えます。
すると、
...①
↓
...②
STEP2
②ー①をすることで、
となります。
とおくと
となるので
これは方程式の型ですね。
これ以降の解き方は先ほどお伝えした通りです!
最後に
いかがでしたか。
以上5つの型に分けましたが、
後半2つの解き方はどれも
超基本の型に直すということです。
この記事を読んだあなたは
ぜひとも早速問題集で
練習していってください!
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